【爆笑★エッセイ】30円で友達の「メイド」になった話。自分の教育方針、子供の意思。衝突したら、どちらを優先すべきなのか。

子どもの悩み

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先日、我が家の近所で秋祭りがあった。

家族で行く予定だったが、娘は友達と回りたいと言う。

昼間の祭りだし、もう4年生だし、友達と回るのも良いだろう。

快く、お小遣いを持たせ、送り出す事にした。

小学生のお小遣いには、苦い思い出がある。

私は発達が遅い子どもだった。いつも、思った事を口に出せず、周りが何を言っているのか分からない。

それゆえ、親は心配「金銭管理はまだ早い」と判断し、小学校時代は、全く私にお金を持たせなかった。

私にも私の希望があったが、思った事を口で言えないがゆえ上手く自分の希望を言えない。

私は親の教育方針に戸惑っていたが、自分の意思がうまく言えず。いつも困っていた。

そんな私が小学校3年生の時、ある友達が出来た。

中山佳代子ちゃん。

彼女は大柄で、いつも相手の目を見てハキハキとものを言った。

大人から見ると「しっかりした子」で、私の母も気に入ったようだった。

母は「こういう子と遊んでほしいわ~」と私に言った。

今思うと、母は私にもっとしっかりして欲しかったのだろう。

しっかりした友達とお付き合いをして、私が感化される事に期待していたのだろう。

ある日佳代子ちゃんと遊ぶ約束をした。「お金持ってきて」と言われたのである。

私は当時お小遣いをもらっていなかったが、周りの友達は大体100円くらいは持参していた。

その、お小遣いで駄菓子を買いに行き、お菓子交換をするという趣旨だったのだ。

お金頂戴、と言うと、親にこっぴどく反対された。

「はぁ・・・?お金持って行かないとあんた死ぬわけ?」

いやしにはしないんだけど、でも

「お菓子・・・」

「お菓子なら家のもの持っていきなさい」

「・・・・買いたいんだよ。」

「家にあるのに?お金もっていかないと死ぬの?」

「・・・・いえ死にません。」

今思うと、極論で子供を詰めるような親だった。私はいつも、ここで何も言えなかった。

こうして、私はお金を持たないまま遊ぶ事になった。

お金を持ってくると約束したのに、持ってきてない私。

当然のごとく、なんで持ってきてないの。と佳代子ちゃんに怒られてしまった。佳代子ちゃんのママは300円くれたようである。

親に怒られ、3年生になってやっとできた友達にも怒られ、さらに駄菓子屋の前で待機させられる。

小学校で最大最悪な思い出だ。はぁ・・・

駄菓子屋を覗くと、みんな駄菓子を選んでいて楽しそうだ。

羨ましくて仕方ない。

みんな楽しそうにしているのに、私だけつまらない。佳代子ちゃんに誘われたのは嬉しいけれど・・・

これは、同じような経験をした人にしか分からないと思う。

自分だけお金を持っていないってスゴク惨めなのだ。

やがて佳代子ちゃんが店から出てきた。

佳代子ちゃんは私だけお菓子が食べられない事が可哀想に思ったのか細長いゼリーをくれた。

私は親でもおじいちゃんでもない人からお菓子を買ってもらったのである・・・この時の気持ちは今でも忘れられない。

誰かに頼るなんて恥ずかしい・・・小さい子みたい・・・泣きそうな気持だった。

私は佳代子ちゃんが上手い棒かなんか食べている横でそのゼリーを食べながら、友達に奢ってもらってしまったという現実に震えていた。

奢ってもらったからには何かお返しをしなければならない・・・それくらいの常識はあった。

でも自分はお小遣いが無い。どうやって、この恩を返したらいいんだ・・・?

今思えば家のお菓子を包んであげたら良かったのだと思う。でも当時の私はそれをしなかった。

母に「これ誰にあげるの?」「あげないと死ぬの?」と言われそうだったからだ。

その日から、私は佳代子ちゃんのメイド?となる事で、この恩を返す事にした。

佳代子ちゃんが校庭にブレザーを忘れたら「取ってきて」と言われたら取りに走った。

「一輪車かして」と言われたら、嫌だったが貸した。

当時かりたミルキーペンも気に入っていたが「ちょーだい」と言われたら、貸した。

お小遣いを持っていない、お返しのお菓子すら買えない私は、30円のゼリーと引き換えに佳代子ちゃんの「言いなり」になる事にしたのだった!!!!!

ああ・・・お小遣いが欲しい・・・と思った。

お小遣いを貰ったら、そのお金であの日買ってもらったゼリーを買い、佳代子ちゃんに渡すのに。

そしたら、佳代子ちゃんの「言いなり」にならなくて済むのに!!!!!

結局佳代子ちゃんと離れるまでその「言いなりキャンペーン」は続いたのだった。

されど30円。

たかが30円。

でも、もしあの時母が自分の教育方針を貫かず、30円だけでも渡してくれたら。

私も佳代子ちゃんも楽しく遊べたのではないだろうか?そして、私は佳代子ちゃんのメイドになる事もなかったのではないだろうか?

たった30円で、子供の趣旨をちゃんと聞かなかっただけで、子供の人間関係や子供の学校生活が一変する

子育てしてる今、考えさせられる思い出の一つである。

これがあり、私は、なるべく子供の趣旨はなるべく尊重したいと思っている。たとえ自分の子供に心配な点があっても。

・・・・・・・・・・・・・・・・最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

子ども同士の世界だからこそ、親がどこまで口を出すべきか本当に悩みますよね。ずっと後ろをついて歩くわけにもいかないし、自分の力で解決するのも大事な経験(^^♪

だからこそ、我が家は「手は離しても、目は離さない」ために

【ミマモルメGPS】

を持たせています。

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